遺言書はどれくらい作られているのか

/遺産分割事件のうち認容・調停成立件数―審理期間別代理

総      数 6 915 
 
1000万円以下 2 322 
5000万円以下 2 954 
1億円以下  803 
5億円以下  525 
5億円を超える  49 
算定不能・不詳  262 

遺言書を作成したことがある人はどれくらい?

自筆証書遺言は2.1%、公正証書遺言は1.3%

日本財団の調査によると、60歳~79歳で遺言書をすでに作成している人は3.4%(自筆証書遺言が2.1%、公正証書遺言が1.3%)、近いうちに作成するつもりがある人は13.9%です。

遺言書作成者・作成予定者が遺言書を作成しようと思ったきっかけは「自身の高齢化」が64.2%、次いで「配偶者や子のため」が29.6%となっています。

遺言書準備状況

<日本財団「遺言・遺贈 に関する意識・実態把握調査」/2021年>

遺言書作成のきっかけ(上位10項目)

<日本財団「遺言・遺贈 に関する意識・実態把握調査」/2021年>

公正証書遺言書の作成件数は約11万2千件

2022(令和4)年に全国で作成された公正証書遺言書は11万1,977件でした。過去10年間の推移は下表のとおりです。

<日本公証人連合会「遺言公正証書の作成件数について」/令和4年>

自筆証書遺言書の保管申請件数(累計)は?

自筆証書遺言書を法務局(遺言書保管所)で保管する制度が、2020(令和2)年7月10日から開始されました。制度開始から3年経ち、保管申請件数(累計)は2023(令和5)年7月で57,396件となりました。

<法務省「遺言書保管制度の利用状況」/2023年7月>