おひとりさまについての考察/

単身世帯の方、お子様のいないご夫婦が考えておくべきこと

(お子様のいないご夫婦は、いつかは単身世帯となるので)/

おひとりさまのリスクとは

身近に頼れる人、頼れる親族がいない

*孤独死

*認知症になったとき、財産管理、病気の治療の証承認をしてくれる人がいない

*賃貸住宅を借りる・入院・介護施設入所にも身元保証人、連帯保証人が求められる

*葬儀の手配、死後事務を託せる人がいない

おひとりさま支援団体が、支援できなかった実例

73歳一人暮らしの女性

相談内容:認知症になったときに入所できる施設を考えておきたい

具体化するため訪問したが、当初相談した内容を記憶していないなど、すでに認知症を発症しており、本人の意思確認・判断能力不十分との判断で公正証書作成不可となり、支援に至らず。

88歳一人暮らし女性 実姉がいるが絶縁状態

体調を崩し救急搬送、地域包括支援員から、身元保証人がいないのでサ高住に入居できないとの連絡あり。

支援機関と身元保証契約をすれば入居可能だが、本人に有償で身元保証を受ける意思がなく、支援不可。

自治体の住宅確保用配慮者に対する賃貸住宅入居支援

自治体の住宅確保用配慮者に対する賃貸住宅入居支援

おひとりさまだけでなく、子育て世帯・外国人に対する自治体の入居支援があります。

自治体ごとに支援内容が異なりますので、確認しておきましょう。/以下練馬区の事例です。

判断力が備わっている間にやっておくべきこと

まだしっかりしているから大丈夫、ではなく、しっかりしている間にやっておかなければなりません。葬儀やお墓の準備をしていても、亡くなられたときにそれらのことを手配してくれる相手がいないと何にもなりません。

【備えておく事】

*緊急連絡先

*身元引受人

*連帯保証人

*入院時・介護申請時・退去時の手続き人

*逝去後の身柄の引受人

*遺品、遺産、公共料金解約等の手続人

以上のことを備えるための手続は以下となります。

・見守り契約  自治体でも提供しておりますので確認しておきましょう/以下練馬区の事業です

・身元保証契約

・任意後見契約

・遺言書

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